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第1回名古屋アンサンブルフェスタ結果発表


既にメインページで発表させていただきましたが
8月21日、22日の2日間に行われた「第1回名古屋アンサンブルフェスタ」の
お客様による審査結果、詳細をこちらでもご報告させていただきます。


●審査方法

各日4団体の演奏を全て聴いていただいたお客様に、
それぞれの演奏について「良かった」と思うものから
1位?4位の順位をつけていただきました。
この順位の数字はそのまま点数として計算し、
合計が最も少ない団体を、その日最もお客様から評価が高かった団体、
すなわち、ベストアンサンブル賞とします。

◆第1日 2009年8月21日(金) (有効投票数 115件)
 合計264点 平均2.296 リプトン弦楽四重奏団
 合計264点 平均2.296 デュナミス・ストリング・クァルテット
 合計380点 平均3.304 Ensemble Lune(アンサンブル・ルーン)
 合計237点 平均2.061 Luce(ルーチェ)弦楽四重奏団 ★★★

◆第2日 2009年8月22日(土) (有効投票数 52件)
 合計172点 平均3.307 Quartett “A”nimare (クァルテット・アニマーレ)
 合計101点 平均1.942 Quattro Caprice (クヮトロ・カプリース)★★★
 合計129点 平均2.481 Bloom Quartet (ブルーム・クァルテット)
 合計119点 平均2.288 Spica Quartet (スピカ四重奏団)


★★★ベストアンサンブル賞 
    Luce(ルーチェ)弦楽四重奏団
    Quattro Caprice (クヮトロ・カプリース)


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◇お客様からのご意見・・・・

■企画全体に対して

♪コンサートの少ない夏場に適した催しでした。他の方々が各団体をどうお感じになられたか、結果発表も楽しみです。
♪審査基準が特に指示されなかったので、最初は戸惑った。聴きながら演奏のよしあしを審査する難しさがよくわかった。長時間でも苦にならない、さわやかな熱演ばかりでした。
♪知り合いなどの来場があれば組織票が入る。審査の公平性は?

※上のような「審査」に関してのコメントをいくつかいただきました。
初回ということで、ホール側も手探りでしたが、あくまでもこれは「コンクール」ではなく
フェスタ(お祭り)であるというスタンスで自由に評価していただくことが一番ではないかと思っています。
組織票はないわけではなかったでしょうけれども、今回の結果を見る限りにおいてはそれほど大きくは影響しなかったのではないかと思われます。


○8月21日


■リプトン弦楽四重奏団

リプトンSQ

♪ハイドンの「五度」第1楽章ではゾクっときました。グイグイ引っ張ってゆくアンサンブルの魅力があります。
♪明るさ、元気よさ素晴らしい。メンデルスゾーンとハイドンはぴったりの組み合わせ。
♪上手だが印象に残らない、単調な印象。

■デュナミス・ストリング・クァルテット

デュナミスSQ


♪ダイナミックな演奏。熱演でした。
♪室内楽の素晴らしさに圧倒された。CDでしか聴いたことのなかったスメタナのカルテットがこんなに凄いとは。
♪既にキャリアが違う。名古屋の狭い土俵の中で比較できない。場違いの出場といえる。
♪迫力満点。ただし技術・迫力があっても必ずしも心に響くわけではない。

■Ensemble Lune(アンサンブル・ルーン)

8・21・22アンサンブル・フェスタ 012(ルーン)

♪モーツァルトのクラリネット五重奏は好きな曲のひとつ。結成して間もないとのことですが
初々しさと音楽に対する謙虚さに好感を覚えました。初心を忘れず頑張って欲しいです。
♪調和の取れた柔らかな演奏。モーツァルトらしさが出ていたと思う。
♪弦楽器がもっと楽器を鳴らせるとよい。

■Luce(ルーチェ)弦楽四重奏団

8・21・22アンサンブルフェスタ 014(ルーチェ)


♪音色が洗練されていて品格があった。
♪弦楽四重奏のすばらしさ、「仲間と演奏できる幸せ」というチェロの方のコメントよかった。
♪落ち着いた演奏、澄んだ音色。一音一音を大切にしている様子がよく伝わってきた。
♪場面ごとに音色の変化があるとよい。

○8月22日

■Quartet “A”nimare(クヮルテット・アニマーレ)

8・21・22アンサンブル・フェスタ 028(アニマーレ)


♪曲順の工夫は効果的だったと思います。息づかいが良く伝わり4人でひとつの音楽を作り上げているという印象を強く受けました。
♪「死と乙女」をちゃんと聞かせていて感動。その後のハイドンとの対比が生きました。
♪もう少し全体に力強さがほしい。


■Quattro Cqprice(クヮトロ・カプリース)


8・21・22アンサンブルフェスタ 019(カプリース)


♪技術力すばらしい。よどみない演奏。現代曲でもその良さが遺憾なく発揮されました。
♪全員のレベルが高い。曲の説明もよかった。
♪楽しくバラエティーに富んだ選曲。ストラヴィンスキーは初めてだったが切れ味鋭い演奏で面白く聴きました。
♪ハイドンが表情乏しく感じられた。

■Bloom Quartet(ブルーム・クヮルテット)

8・21・22アンサンブル・フェスタ 044(ブルーム)


♪花のようにお美しい皆さんで、音色も美しく聴きほれました。
♪奇をてらわず音色のきれいさ、聴き心地のよさを追求していた。
♪プログラムにパンチのあるものがあってもよかった。

■Spica Quartet(スピカ四重奏団)

8・21・22アンサンブル・フェスタ 073(スピカ)


♪今回聴いた中では最もアンサンブルに統一的意志が感じられました。メンデルスゾーンがこんな に厳しくダイナミックなものとは知りませんでした。素晴らしい。
♪驚いた。メンデルスゾーンの第6番を堂々と演奏されていて結成されたばかりとは信じられない。
ステージマナーも一番良かった。
♪フェスタと言うことで人気投票と言う意味では真面目な熱演は負けるかも。


以上、皆様からのコメントのごく一部です。

ベルトアンサンブル賞となった2つの団体については
来年3月頃を目途にコンサートの開催を予定しております。
詳細決定しましたらまたお知らせいたしますので楽しみにお待ち下さい!

(スタッフ/に)


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