3/18 クリスティアン・ベザイデンホウト フォルテピアノ
3月18日(日) 14:00 クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ)
【おすすめ公演 2018年3月(3)】
3/18 クリスティアン・ベザイデンホウト フォルテピアノリサイタル
ベザイデンホウトさんのリサイタルが近づいてきました!
とっても楽しみなこの公演。
先日、当館スタッフによる手作り講座「気になるコンサートを見つけよう」でもご紹介しました。
講座にお配りしたレジュメを公開します!
○モーツァルト時代のピアノは現代のピアノよりも小さく、鍵盤が少ない(そして中の構造も異なる)“フォルテピアノ”と呼ばれる楽器だった。
○モーツァルトが意図していた響き、音色は、当時モーツァルトが使っていた楽器で弾いてみないとわからない。
○チェンバロよりもずっと数が少なく日本に50台も無い楽器。その音を聴けるだけでも貴重。
【今回使用する楽器】
楽器製作家アントン・ヴァルター(1752-1826)のモデルをチェコ在住の現代の名工ポール・マクナルティ氏が2002年に復元したもの。
・鍵盤の数=68鍵(現代のピアノは普通88鍵)
・鍵盤の深さ=現代の半分程度
・重量=現代のコンサートグランドピアノの1/6程度
・フォルテピアノと呼ばれるのは、なぜ?
→それまで主流のチェンバロは鍵盤をどんな力で押しても、
一定の力ではじくだけだったので、物理的には強弱の変化をつけることが出来なかった。
それに対して弦を叩くこの楽器はフォルテ(強い音)もピアノ(弱い音)も出すことが出来たので「フォルテピアノ」と呼ばれるに至った。
そのうち時代が進むにつれて「フォルテ」が脱落して「ピアノ」とだけ呼ばれるようになった。
楽器博物館蔵、ウィーン
( 3/12 「気になるコンサートを見つけよう13」レジュメより )