カントロフの1枚
フランク&ラヴェル:ヴァイオリンソナタ
ジャン=ジャック・カントロフ(ヴァイオリン)
ジャック・ルヴィエ(ピアノ)
録音:1982年
レコード芸術推薦
DENON (クレスト1000シリーズに入っています)
♪ふら?んく?のそ?なた?(冒頭のメロディーはそういう風に聴こえる)で有名なこの曲。
私が最初に聴いたこの曲の「ヴァイオリンによる」演奏はたぶんこのCDだったと思います。
何も知らない高校生の頃の私は「チェロソナタ」だと思い込んでいて
すでにデュ・プレの壮絶な演奏を聴いてしまっていた。
ちゃんとヴァイオリンによるこの曲の演奏を聴かねばと、
とりあえず買った棚に並んでいた中で一番安価だったCDがこれだった。
もうこの録音は四半世紀も前の物なんだけれども
未だに私の中ではカントロフといえばこの演奏になってしまう。
ベタだけれどもフランス音楽ってこういうものかなあと思わせる雰囲気がある。
はかなげに消えていく音色の去り際、僅かな間合いの粋なこと。
その後指揮者としても活躍し、
どうもそろそろヴァイオリニストとしての活動をぱったりやめて
完全に指揮者にシフトするとかいう噂も・・・。
はたして18日のベートーヴェンはどんなに滑らかで、チャーミングで、
でもちょっとほろりとするようなところもあって・・・・素敵な演奏を期待して今から楽しみです。
(スタッフ/に)
♪上田晴子&ジャン=ジャック・カントロフ デュオリサイタルの情報はこちら
☆ベートーヴェンのソナタ第3番?第5番以外の曲が決まりました!
モーツァルトのヴァイオリンソナタ 変ホ長調 K.380 です。