12/3 宮本益光 バリトンリサイタル
バリトン歌手、宮本益光さんによる4人の作曲家の作品を並べ、「日本の藝術歌曲」の変遷史をたどるリサイタルが終演。
演奏はもちろん、山田耕筰が占いの本を書いていた、という話を筆頭に、出るわ出るわの知られざるエピソードと宮本さんご自身の体験からくる洞察・・・などなど。
宗次ホールで宮本さんが「日本歌曲」をテーマにしたコンサートはこれで3度目(だったと思う)ですが、毎度新しい驚きと、そして感動があります。
ピアノの高田恵子さんのとのコンビネーションも抜群。生き生きと二人で一つの音楽を作り出していました。
うたのちから、ことばのちからを存分に感じた2時間ジャストのリサイタル(本当に2時間ぴったり! 素晴らしい時間感覚にも脱帽!)。
アンコールはご自身の作詞の歌曲「もしも歌がなかったら」。
・・・もしも歌がなかったら、あなたと出会うことはなかっただろう・・・で、じわっと終演。