【2017年11月 おすすめ公演(1)】11/6 名倉誠人 マリンバリサイタル
信じられない才能。
様々なマレットから自由自在に生みだす、驚くべき色彩とニュアンスは格別
(LAタイムズ)
名倉 誠人
マリンバ
11月6日(月)
18:45開演
3,500円(学生2,100円) [指定]
今回、名古屋で初のソロ・リサイタルとなる名倉さん!
「現代によみがえる古典」と名付けられたこのツア
ーでは、音楽(バッハ)、文学(枕草子)に啓発された音楽作品を演奏されます。
委嘱作品(作曲家がオファーを受けて作曲した作品)を多く演奏されてい
る名倉さんですが、1994年以来アメリカで演奏家として生き延びてこられたのも、自分のために書かれた作品のおかげ、と仰います。
…聴衆としてコンサートに足を運ぶ時には“委嘱作品”って初めて聴く曲であることが大半ですから、少し「難しいかな」と身構えてしまいませんか?
ですが名倉さんがおっしゃるには「(何百年も前に書かれた)古典の作品を演奏するクラシックの演奏家にとって、ペンを五線紙に落とす最初の段階から創造に関わることは、稀な機会。
しかし、その段階から関わることで、学べることが非常に多い」とのこと。
確かに、バッハもベートーヴェンも、作曲した本人がもう生きていないので、「この箇所は本当はどういう風に弾くべきなのか…?」と聞くこともできず、全て演奏者の解釈に任されるわけですが、名倉さんは「作曲家がどんな過程を経て音符を書くか、そして演奏家との関わりを経てどの程度作品を改訂していくかを目の当たりにすると、古典の作品を見る時も、見方が変わってくる」と仰います。
長くなってしまいますが、名倉さんがご自身のブログで綴られていることが大変興味深かったので、引用させていただきます。
「年齢を重ねてきてからは、躍動感あふれる超絶技巧を追究するのは、もう良いな、という気持ちになってきた。
ピアノの演奏会に行っても、ピアニズムの極致を行くような技巧的な作品を聴くよりも、ブラームスやヤナーチェクの小品を聴いた時の方が心が動かされる。
自分の演奏会の時にも、“すごく手が速く動きますね”と言われるより、“あなたの演奏を聴いて涙が出た”と言われるほうがずっと嬉しい。
一体何回『熊蜂の飛行』を弾いてきたことかわからないが、ああいうことをして人を驚かせるのも、そろそろやめにする時期にきているのかもしれない。
しかし、ここにも大きな壁がある。
ギミック(演奏上の仕掛け)や運動性に頼らず、人の心を動かせるだけの作品が、これまでどれほどマリンバや打楽器のために書かれてきたであろうか。
そう考えると、今後も、新曲委嘱活動を重ね、優れた作品を少しでも多く生み出していくことしかないのだ、という思いが心に迫る。」
宗次公演では、作曲家の方を交えて、演奏会前のトークを予定しておりますので、プログラムが倍、楽しめること間違いなしです!
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