9/30 エリック・ホープリッチ ロンドン&ハイドン弦楽四重奏団
モーツァルトが生きていた時代の響きを求めて、ロンドン・ハイドン弦楽四重奏団とバセット・クラリネット奏者エリック・ホープリッチさんの共演。
前半のカルテットはオリジナル楽器ならではの音色と細やかな表情づけで、ハイドンの有名な「ひばり」と、全く有名でない(?)作品54-3の2曲から丁寧に曲の持ち味を引き出して聴かせてくれました。
後半はいよいよホープリッチさんが参加してのモーツァルトの五重奏。
どう考えても今のクラリネットよりも見た目も、そして操作性も「ギクシャク」している楽器なのに、このほっこりとして耳に残る響きは・・・。
モーツァルトがこの楽器と晩年に出会い、そしてこの楽器のために作品を書こうと思ったその理由がわかったような、そんな演奏でした。
アンコールは再び、クラリネット五重奏曲のラルゲットを。
サイン会も和やかに・・・。
いよいよ今日から10月。
宗次ホールの開館10周年である2017年は、そろそろ最終コーナーを曲がるところです。