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2017年7月 おすすめ公演情報 (3)  7/23 濱田あや チェンバロリサイタル


分析的で知的で、人並み外れた構築性をもつ演奏家なのだろうが、

一方で、1曲ごとに驚くほど多彩なニュアンスをもたらす才にも恵まれていて、

その『引き出し』の多さと、

引き出しの使い方の的確さには熟練の名人を思わせるものがある  
 

(飯森豊水 古楽情報誌「アントレ」より)




濱田 あや チェンバロ
7月23日(日)
15:00開演
3,500円(学生2,100円)
[指定]

 




名門ジュリアード音楽院修士課程に2009年新しく創設された古楽演奏科で
100名もの応募者の中から選ばれた濱田さんは欧米で高い注目を集める、
日本が誇るチェンバロ奏者。
国内でも「奥深い甘美な音色と憂いに満ちたアーティキュレーション(*)が美しい。
総じて鮮やかな指回りと明晰な解釈、疲れを知らないエネルギー。
年齢を重ねたらどんな演奏をするようになるのだろう…」
(那須田務 「レコード芸術」2015年6月号)
などと絶賛される彼女ですが、
元々幼い頃はピアノを弾いていたそうです。
毎日何時間もピアノ一筋に練習していたそうですが、
19歳のとき家族と訪れたプラハの“モーツァルト博物館”で運命の出会いが。

雪を踏みしめながら到着した、
モーツァルトが『ドン・ジョヴァンニ』を書いた時に滞在したというゆかりの家には、
悪天候の為か他の観光客の姿はなく、濱田さんとお母さんのみ。
モーツァルトの自筆譜や手紙が陳列される中、
目についたのはモーツァルトが弾いたとされるチェンバロ。
他には誰もおらず警備員の姿もない。
「思わず、立ち入り禁止のロープの囲いをまたいで弾いてしまったんです」
まるでバロック時代にタイムスリップしたかのような感覚、
モーツァルトの楽器の音が今、自分の耳に届いているんだ…!これか!…という衝撃。
当時の人達が楽しんだ音に出会ってしまったことで虜になり、
旅行から戻るとすぐにチェンバロの先生を探し出し、レッスンに通い始めたそうです。
 
17世紀~18世紀に全盛を迎えたこのチェンバロは、
豊かで大きな音を生み出す現代のピアノに比べ、
音を出す仕組みも、必要とされるテクニックも全く異なります。
「大きな違いは弦をハンマーで叩くのではなく、
プレクトラムと呼ばれる小さな爪ではじいて音を出すところ。
普通使われるチェンバロは音域が5オクターヴなのでピアノより幅がやや細いのですが、
長い弦を使うため奥行きはチェンバロのほうがあります。
さらに、ピアノにあるペダルがチェンバロにはないことも大きな特徴です。
そのぶんピアノは腕や身体の重みをつかって弾きますが、
チェンバロはすべて指先の軽いタッチで音をコントロールしなければいけないので
真逆とも言えます。
両立するのはとても難しいのです」とのこと。
ぶらあぼ誌での「難曲が要求する技巧をひけらかすことなく、さらりと、
しかし、説得力を持って弾くことで、
その向こうにある歌心を浮き彫りにしている」
(寺西肇氏の評)をはじめ、
各誌で絶賛される濱田さんの貴重な来日公演、
どうぞお聴き逃しないように!!




濱田あや(表)




濱田あや(裏)


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