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Youtubeでチェック! アーティストの魅力と素顔(2) シューマン・クァルテット


Youtubeでチェック! アーティストの魅力と素顔
6月に宗次ホールに出演するアーティストのインタビュー動画をピックアップ
第2弾!
(第1弾はこちら⇒ ソフィ・ダルティガロングさん



どの演奏会に足を運ぼうかを決めるのに、
多くの方はチラシをチェックしていらっしゃると思いますが、
残念ながらチラシからは音も出ないし、
掲載されている情報にも限りがあります。
そこで、約2か月おきに開催中の「気になるコンサートを見つけよう」と題した《講座》では、
この先来演するアーティストの演奏風景や人となりが分かるインタビューの動画を
Youtubeや本人のウェブサイトから拾い集めて紹介しています。
とはいえ、日本語以外の動画やサイトを見るのは億劫と言う方も多いのではないでしょうか。
(私もその一人……。)
そこで、この読み物では来月宗次ホールにやってくる3人の演奏家のインタビュー動画から、
どんなことをお話ししているか、日本語に直してみました。
演奏風景もインタビューの合間に入っていますので楽しめますよ!
(宗次ホール企画担当:西野裕之)




※お断り:日本語訳は完全ではありません。
およその意味を把握する程度、とお考えください。







② 6月14日(水) エリック・シューマン
(シューマン・クァルテットの第1ヴァイオリン奏者)
昨年オランダの音楽祭に出演したときのインタビュー
話の合間に演奏風景が挟まります。


⇒リンク先:https://youtu.be/yLfWeunhpYQ
「eric schumann quartet」 と検索しても見つかります。



今日僕らはザイスト音楽祭に来ています。
『シューマン・クァルテット』の名前の由来には、2つの理由があります。
まず一つは僕達兄弟の苗字(父方の苗字)であること。
また、もちろん偉大な作曲家、ロベルト・シューマンからきたこともありますが、
そちらは特別に引き合いに出しているわけでは、ありません。

(シューマン家の3人は)一緒に育った兄弟なので、
とても近しい関係ですしよく似ています。
ですがそれだけでなく、(ヴィオラの)リサももちろん家族の一員と言えます。
『四重奏団』は、また違った独自の「家族」と呼べるからです。
似ているかそうでないか、に関わらず
音楽的に全員プロフェッショナルな水準を持ち合わせているからです。

兄弟でツアーに周るのだから、楽だろう、と思われるかもしれませんが、
兄弟と一緒であろうとそうでなかろうと、大差ありません。
ニュースについて話したり、
…例えば僕たちは皆、日本のマンガが好きですから、そんなことを話したり。
もちろん、自分の時間が必要なこともあります。
自分の世界のためにそれぞれのスペースが必要ですしね。
それぞれにプライベートがありますし、それぞれのパートナーが居ますし。

読書が好きだったり、物を書くのが好きだったり、皆それぞれです。
なので、僕らを一番繋いでいる共通のものは、やはり音楽といえるでしょう。
音楽を共に創ることであったり、リハーサルだったり。
それ以外は各々『個々の世界』があります。
それぞれの人間が持つべき、大切なもです。

自分の兄弟以外の人達と、
これほどの長い期間に渡って共に演奏してきたことがないのでわからないですが、
もしかしたら場合によって(兄弟でない人間とやるよりも)
やりやすい面もあるのかもしれません。
互いのことをよく分かっていますから、
多くの言葉を交わさなくとも、
相手が何を必要としているか、
すぐに感じることができるからです。

ですが、普段のこと
…例えば一緒にツアーを周ったりする時は(他人との付き合い同様)
それぞれの性格の長所・短所と付き合わなければなりませんし、
個々の練習に関しては自分自身で切磋琢磨しなければなりませんから。
(了)


シューマンQ(表)
シューマンQ(裏)


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