宇野由樹子＆古田友哉 デュオ・リサイタル 二人のリヒャルト

「デュオ」一対一の楽器が織りなす最小のアンサンブルは
混ざり、溶け合い、時に反発して世界を形成します。

R.シュトラウスの傑作・ヴァイオリンソナタとR.ワーグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の
華麗なトランスクリプションを軸に、ロマンティシズムの極致を描きます。

4年半ぶりにこのデュオで宗次ホールにて演奏できること

名古屋の皆様の前でこのプログラムを披露できることを嬉しく思っています。

宇野由樹子（ヴァイオリン）
　東京藝術大学音楽学部附属音楽高校卒業、東京藝術大学に平成26年度宗次徳二特待奨学金奨学生として首席入学のち渡欧。モーツァルテウム芸術大学、バーゼル音楽院を最高点で卒業。 エリザベート王妃国際コンクールファイナリスト、アンドレア・ポスタッキーニ国際コンクール第一位、中国光亜成都国際ヴァイオリンコンクール2016第1位、チェコ音楽コンクール第一位等。2020年ポールロチェック賞受賞。2021-22年度ヤマハ音楽支援制度奨学生。
　これまでに玉井菜採、進藤眞弓、澤和樹、P・アモイヤル、R・シュミット、C・ヴィットマン各氏に師事。これまでに、ベルギー王立管弦楽団、ワロニー王立室内管弦楽団、バーゼル交響楽団、リヴィヴ交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団等と共演。
　演奏活動は多岐に渡り、これまでにアメリカ、ドイツ、オーストリア、イタリア、ベルギー、エストニア、ハンガリー、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ等世界各地にて演奏。イエローバーン音楽祭、パレルモ・クラシカ音楽祭、NEO音楽祭等に出演。首席奏者としてドイツ・カンマーフィル管弦楽団、シュトゥットガルト室内管弦楽団等に客演。
　現在、メンデルスゾーン音楽演劇大学演奏家課程に在籍し、反田恭平氏率いるJapan National Orchestraコアメンバー、ゲヴァントハウス管弦楽団契約団員として活動。

古田友哉（ピアノ）
　岐阜県多治見市出身。協奏曲のソリストから器楽・声楽伴奏、執筆活動、クラシック音楽講座の講師、編曲、演奏会のプロデュースなど多面的な活動を続けるピアニスト。
　世界最大の音楽祭の一つであるザルツブルク音楽祭をはじめ国内外の数多くのコンサートに出演し、好評を博す。とりわけ室内楽の分野において、ベルリンフィル第1コンサートマスターのノア・ベンディックス=バルグリー氏をはじめベルリンフィル、ミュンヘンフィル、フィンランド放送響、NHK交響楽団のメンバーなど国内外のアーティストから絶大な信頼を得て、共演を重ねている。
　名古屋市立菊里高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部を経て、2015 ~ 17年度(財)ヤマハ音楽振興会留学奨学生としてザルツブルク・モーツァルテウム大学修士課程ソリスト科、同大学ポストグラデュエート課程を最優秀の成績で修了する。
　ソリストとして梅田俊明指揮、名古屋フィルハーモニー交響楽団、松尾葉子指揮、セントラル愛知交響楽団と共演。NHK-FM「リサイタル・パッシオ」やCBCテレビ、CBCラジオ等各種メディアにも数多く出演。
　これまでにピアノを内藤江美、佐藤俊、村上弦一郎、A.グロートホイゼン、室内楽を山崎伸子、徳永二男、藤井一興、田崎悦子、佐藤勝重、W.レディックの各氏に師事。
　HITOMIホールアーティスト(2021~23)、バロー文化ホールミュージックアドバイザー、NHK文化センター講師。