西村翔太郎　ピアノ・コンサート 〜時代を超えた幻想へ〜

ベートーヴェンの 「幻想」 から、 シューマンとショパンの 「幻想」 を辿って

　宗次ホールのスイーツタイムコンサートに再び出演させていただけますこと、とても光栄で嬉しく思います。
　今回のコンサートでは、古典派の大作曲家ベートーヴェン、そしてロマン派に活躍したシューマンとショパンが作曲した「幻想」の名がつけられた作品にスポットを当てて、時代の流れとともにその世界を辿ります。異なるバックボーンを持った3人の作曲家が生み出す「幻想」の魂が私たちの心の琴線に触れ、行き着く先が予想のできないほどの神秘的なものになるのでは...と感じております。
　作曲家がそれぞれの作品に込めた「幻想の世界」を、宗次ホールの美しい響きとともに是非お楽しみください。
西村 翔太郎

西村翔太郎（ピアノ）
　秋田県生まれ。宮城、三重、愛知、埼玉にて育つ。埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科を経て、東京藝術大学および大学院を首席で卒業・修了。その後渡欧し、イモラ国際ピアノアカデミー(イタリア)を修了。ピアノを小楠章子、竹本絵己、清水皇樹、中井恒仁、武田美和子、植田克己、レオニード・マルガリウスの各氏に師事。
　第14回東京音楽コンクール ピアノ部門第2位及び聴衆賞、第7回International Piano Competition "Ischia"(イタリア) 第1位、第7回Euregio Piano Award(ドイツ)第2位ほか、数々の国内外のコンクールで入賞。日本各地、イタリア、ドイツ、フランス、スペインなどで開催された演奏会や音楽祭に出演。またソリストとして、これまでに東京交響楽団、東京シティ・フィルハーモニー管弦楽団、モロッコ・フィルハーモニー管弦楽団、マラガ地方フィルハーモニー管弦楽団(スペイン)など数々のオーケストラと共演。「感情的かつ緻密さを兼ね備えた音楽家」と称され、多岐の分野にわたり好評を博す。現在は演奏活動の傍ら、東京藝術大学、桐朋学園大学、埼玉県立大宮光陵高等学校音楽科、桐朋女子高等学校音楽科[男女共学]にて後進の指導に当たる。