平井千絵 フォルテピアノ・コンサート

プレイエル社製のアップライト「ピアニーノ」（1840年製/太田垣至2015年修復）で、ショパンのマヨルカ島時代の傑作、「雨だれ」が入っていることでも有名な「24の前奏曲」などを演奏します。この「ピアニーノ」はショパンがマヨルカ島に滞在時、使用していたものと同型と伝えられている貴重な楽器です。孤独なショパンの心に寄り添ったその音色に耳を澄ましてみませんか？

平井千絵　プロフィール

桐朋学園大学ピアノ科卒業後、オランダ王立音楽院修士課程を首席卒業。ブルージュ国際古楽コンクール等、国内外のコンクールに多数入賞。ウィーン・コンツェルトハウスでの演奏は、「この楽器のスペシャリスト（ウィーン新聞）」等、高く評価された。欧州各地の国際音楽祭に出演。母校をはじめ、フォンティス大学、アムステルダム音楽院に招かれ後進の指導にもあたった。１４年間の欧州生活を終えて帰国後は、１０年近くあえて遠ざかっていた現代ピアノでの演奏を開始。フランス近代音楽、特に大地の作曲家・セヴラックを中心に、新しいレパートリーを拡げている。ＮＨＫらららクラシック、ＢＳクラシック倶楽部などに出演。これまでに国内外で13枚のＣＤをリリース。高い評価を得ている。日本セヴラック協会会員。