英国を旅して

谷村愛美（たにむら　めぐみ） ／ヴァイオリン
山口県周南市出身。日本を拠点にソロや室内楽、オーケストラで演奏するほか、慰問コンサートやイベント、音楽ワークショップを開くなど幅広い場面で活動している。
東京学芸大学教育学部音楽科にて、中・高等学校の音楽科教員免許を取得後、奨学金を得て英国王立音楽院（Royal Academy of Music）のMaster of Arts に進学。ソロや室内楽、オーケストラの研鑽を積むと同時に、音楽院に属するOpen Academy課による様々なプロジェクトに参加し、Wigmore Hall?s for Life musicians、Resonate Arts、Magic Me、City Lit などの団体とチームを組み、多種多様な人々への音楽アプローチ法を研究した。2019 年に修士号を“Distinction”（優秀）の成績で取得し卒業。音楽院より、2018 年にRose Roitman Awardを、2019 年にThe Marylebone Student Award と賞金を受賞した。
　2018年にソロリサイタルを周南市で開催し、その収益を西日本豪雨最大の支援あてるため市に寄付。その後、ロイアル・アルバートホールのエルガールームにてコンクールの受賞者コンサートに出演するほか、Open AcademyとResonate Artsが主催するコンサートに出演するなど経験を積む。2019年にサントリーホール・ブルーローズでリサイタル、2020年にハナミズキ室内合奏団の一員として白河まちなかコンサート3Daysに出演。

これまでに、大阪国際音楽コンクールエスポアール賞、全日本学生音楽コンクール北九州大会第2 位および全国大会入選、日本クラシック音楽コンクール全国大会第4 位、London Grand Prize Virtuoso 国際音楽コンクール第１位などを受賞。千里フィルハーモニア大阪、ソフィアフィルハーモニー管弦楽団とコンチェルトを共演。ヴァイオリンを中村素子、光永俊彦、澤和樹、森田玲子、小川有紀子、松実健太、宗倫匡、ヴィオラをJames Sleigh、室内楽をAndrew West の各氏に師事。


佐藤佳奈子 （さとうかなこ）／ピアノ
愛知県名古屋市出身。3歳よりピアノ始め、名古屋市立菊里高校音楽科、金城学院大学芸術・芸 術療法学科(現・音楽芸術学科)卒業。在学中、定期演奏会、卒業演奏会等に出演。卒業時、大 学より推薦を受け愛知県知立市新人演奏会に出演。
2018年より、入学奨学金を得てイギリス・ロンドンの英国王立音楽院 Royal Academy of Music ピアノ科修士課程に留学。在学中、成績優秀者に贈られるThe Goetze Bequest Awardを 受賞。Wilfrid Parry Prize 入賞。2020年、Distinction (優秀)の成績を得て卒業した。
これまでに、愛知ピアノコンクール、東京国際ピアノコンクール、ブルクハルト国際音楽コンクー ル等で入賞。2019年、グランド・プライズ・ヴィルトゥオーソ国際音楽コンクール(ブリュッセ ル)にて第1位を獲得。受賞者として、ブリュッセル芸術センターホールにて演奏した。2020 年、第14回カンピロス国際ピアノコンクール(スペイン)、セミファイナリスト。
2018年、伏見ヤマハで行われたミロスラフ・クルティシェフ氏のマスタークラスの受講生に選出され演奏。2019年には、奨学生としてザルツブルク・モーツァルテウム・サマーアカデミーに参加しロバート・レヴィーン氏のマスタークラスを受講、ディプロマを得た。また王立音楽院にて、イモージェン・クーパー、オリット・ヴォルフ、パスカル・ロジェ、パスカル・ドヴァイヨンらの レッスンを受講。
室内楽奏者としても積極的に活動し、イギリス国内にてアコーディオン、ヴィオラ奏者などとドゥオを組み各地で演奏。2019年、Seaford音楽協会より招聘され、室内楽コンサート・シリーズに出演した。
これまでにソロを馬塲マサヨ、足立直美、熊谷恵美子、メイティン・サンの各氏に師事。現在、 青柳晋氏のプライベートレッスンを受ける。室内楽をニコラ・アイマーに師事。