ジョナタン・フルネル ピアノ・リサイタル
2025年
11/9
(日)
14:00開演
13:30開場
- 出演者
- ジョナタン・フルネル(ピアノ)
- 曲目
- ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110
ショパン:アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
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メトネル:2つのおとぎ話 Op.20
シューベルト:幻想曲「さすらい人」ハ長調 D760 Op.15

2021年難関エリザベート王妃国際コンクールで優勝!
務川慧悟、阪田知樹 各氏の入賞でも注目を集めた年です。
昨年の東京でのリサイタルはNHKテレビで放送され 特に今回とりあげる「シューベルト:さすらい人幻想曲」のダイナミックかつ詩情あふれる演奏で聴衆の心をぐっとつかみました。
今回の来日では唯一のソロ・リサイタルが名古屋で実現!
フルネルが愛してやまない作品ばかりを集めました。
絶妙なバランスで絡み合う怒涛のテクニックと熱情。
オーケストラ並みに多彩な音色のパレット。
そして楽曲の内奥に迫り、作品の細部に燦然たる光を当てる明晰さ。
しかし彼には何にもまして、聞き手の心に訴える表現力がある。
David Kettle, The Scotsman紙
フルネルは虎だ――
力強さ、威厳、柔軟性、スピード、凄まじさ、エレガンスを兼ね具えている。
Alain Lompech, Bachtrack, 2021年
音楽性と詩情にあふれるナチュラルな演奏が持ち味のフルネルは、
モーツァルトの《ピアノ協奏曲 第18番》から比類のない透明感と抒情性を引き出し
ブラームスの《ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ》においては、
物語を紡ぐ確かなセンスと熱烈な一面を発揮した。
Marie-Aude Roux, ル・モンド紙, 2021年エリザベート王妃国際コンクールでの演奏について
ジョナタン・フルネル(ピアノ)
2021年、27歳でエリザベート王妃国際コンクールに優勝。
同時に聴衆賞であるMusiq3賞ならびにCanvas-Klara賞も同時受賞した。またそれ以前に20歳で、スコットランド国際コンクールとヴィオッティ国際コンクールでも第1位に輝いている。
アムステルダムのコンセルトヘボウ、フィラルモニー・ド・パリ、ライプツィヒのゲヴァントハウス、ブリュッセルのパレ・デ・ボザールなどの主要ホールや、ヴェルビエ音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭などに出演。S.ドゥヌーヴ、T.ダウスゴー、S.ゲッツェル、P.ロフェらの指揮のもと、NHK交響楽団、ブリュッセル・フィル、ルクセンブルク・フィル、ロイヤル・スコティッシュ管、パリ室内管などと演奏するほか、室内楽でもA.デュメイやG.カプソンなどと共演している。
自身が愛情を注ぐモーツァルト、ショパン、ブラームスの作品の演奏において定評を得る一方、現代音楽にも高い関心を寄せる。バクリの「ピアノ・ソナタ第3番」などの世界初演や、ボイル、アデスらの作品をリサイタル・プログラムに含めるなど、すでに幅広いレパートリーを築いている。
フルネルは、Alphaレーベルと契約。2021年10月にリリースされたブラームスのアルバムは、世界中の主要メディアから絶賛され、ディアパゾン、テレラマなどの賞を受賞。2024年2月には、H.グリフィス指揮モーツァルテウム管弦楽団とモーツァルトの協奏曲第18番と第21番を収録したアルバムがリリースされ、高い評価を得た。このアルバムは、オルフェウム財団主催の新世代モーツァルト・ソロイスツ・コレクションの一部で、複数のソリストをフィーチャーしたモーツァルトの協奏曲全集である。アルファ・クラシックからの2枚目のソロ・アルバム(ショパンとシマノフスキ作品)は、2024年8月にリリースされ、クラシカ誌のショック賞などを受賞。フルネルは故郷サルグミーヌでピアノを始めたのち、ストラスブール音楽院、ザールブリュッケン音楽大学で学んだ。同時にG.マニャンのもとで、現在もメンター(師)の一人として薫陶を受けている。また16歳でパリ国立音楽院に入学し、B.エンゲラー、B.リグット、C.デゼール、M.ダルベルトに師事。
2016年9月から5年間はブリュッセルのエリザベート王妃音楽院でL.ロルティとA.クユムジャンから指導を受けた。