古澤巖 ヴァイオリン・リサイタル 巖組曲~ラ・カンパネラ【昼の部】
2025年
5/16
(金)
15:00開演
14:30開場
- 出演者
- 古澤巖(ヴァイオリン)金益研二(ピアノ)
- 曲目
- ラ・カンパネラ 他
詳細が決定次第発表いたします。
※昼の部、夜の部共に同一プログラム
※ハーフ60(後半のみ鑑賞の当日券)¥3,000
~使用楽器~
Antonio Stradivari1718 “San Lorenzo Ex Viotti”
A.ストラディヴァリウス1718 “サン・ロレンツォ Exヴィオッティ”
現存するストラディヴァリウスは約600挺と言われている中で最もユニークな作品の一つである。
サイドには“GLORIA ET DIVITIE”という文字の痕跡があり、バスバーサイドには、“IN DOMO EIUS”というはっきりとした文字が残っている。
このフレーズは旧約聖書の詩篇第111章第3節からの引用で、元は「Gloria et divitiae in domo eius et iustitia eiusmanet in saeculum saeculi」(栄光と富は神の家にあり、神の裁きは永遠である)というラテンで語である。簡略化した抜粋が前述の一節(栄光と富は神の家にある)であり、ルネッサンス期には繁栄と富を願い、この言葉を様々な形で絵画や彫刻に入れていた。
Antonio Stradivari 1718“SAN LORENZO Ex Viotti”は そんな願いを込めてストラディヴァリウス本人が書いたものであり、その言葉の通り、他のストラディヴァリウスの作品にはない思いが込められていると考えられる。
文:日本ヴァイオリン
古澤巖(ヴァイオリン)
カーチス音楽院卒業、ミルシテイン、ヴェーグ、ギトリス、バーンスタイン、チェリビダッケ等に学ぶ。国内外のコンクールで優勝後、
東京都交響楽団海外遠征のソリスト兼コンサートマスターを4年間勤める、その間ヨーヨー・マ等と共演。現在宗次コレクション最高額ストラディヴァリウス「サン・ロレンツォ 1718」担当、新春NHK「クラシックTV」でサン・ロレンツォ特集が組まれた。
春に次のアルバム「巖組曲~La Campanella」リリース予定。
金益研二(ピアノ)
作編曲家・ピアニスト。東京都出身。東京藝術大学音楽学部作曲科卒業。06年にはブエノスアイレスにてホルヘ・ドラゴーネ氏にタンゴピアノを師事。08年より世界の音楽とオリジナル楽曲を織りまぜた独自のスタイルでソロライブ「音の散歩」シリーズを展開。ヴァイオリニスト古澤巖のCD「愛しみのフーガ」(2017)に「ブエノスアイレスのワルツ」が収録される他、様々なアーティストへ楽曲・アレンジを提供。ヤマハミュージックメディアより「JAZZアレンジで弾くスタジオジブリ」など、主にポピュラーピアノの編曲譜面を多数出版。ピアニストとしては自身のライブの他に、尺八奏者・渡辺淳氏とのユニット「ウミガメ」や、アルゼンチンタンゴバンド、ミュージカルのオーケストラでの演奏、多岐に渡るジャンルのアーティストのサポートなど、幅広く活躍中。趣味はジョギング。