【完売】川口成彦 フォルテピアノ・リサイタル ~静寂と情熱の午後~
2024年
10/20
(日)
14:00開演
13:30開場
- 出演者
- 川口成彦(フォルテピアノ)
- 曲目
- オール・ベートーヴェン・プログラム
アレグレット ハ短調 WoO 53
ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調 op.13「悲愴」
ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調 op.27-2「月光」
ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 op.53「ワルトシュタイン」
ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 op.57「熱情」
ピリオド楽器は私を新しい世界へと幾度となく誘ってきてくれました。現代のピアノで慣れ親しんできていた様々な音楽に、再び初めて出会う感覚になれることはなんて夢のようでしょうか。
この作品も、そしてあの作品も当時の楽器で弾いてみたい! 色々な妄想が日々私の頭に巡っているのですが、ベートーヴェンのピアノソナタというのは私にとって(きっと多くのフォルテピアノ奏者にとって)永遠の憧れとなりうるものの一つでしょう。
宗次ホールでこれまで《悲愴》と《月光》は単独で私自身演奏したことがありましたが、今年はそれらを再演するだけでなく《ワルトシュタイン》と《熱情》と共に4大ソナタに2 台の楽器と共に向き合いたいと思い立ちました。
私の魂がざわざわとしています。人生の中の静寂と情熱を追い求めて。 川口 成彦
川口成彦(フォルテピアノ)
1989年盛岡に生まれ、横浜で育つ。
第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位、ブルージュ国際古楽コンクール最高位。
フィレンツェ五月音楽祭や「ショパンと彼のヨーロッパ」(ワルシャワ)、モンテヴェルディ音楽祭(クレモナ)をはじめとした音楽祭に出演。協奏曲では18世紀オーケストラ、{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナなどと共演。
2023年には神奈川フィルハーモニー管弦楽団の弾き振りも行う。
東京藝術大学楽理科卒業後、同大学およびアムステルダム音楽院の古楽科修士課程修了。
フォルテピアノを小倉貴久子、リチャード・エガーの各氏に師事。
第46回日本ショパン協会賞、第31回日本製鉄音楽賞 フレッシュアーティスト賞受賞。
CDは自主レーベルMUSISによる『ゴヤの生きたスペインより』(レコード芸術&朝日新聞特選盤)など。
使用する楽器
A.Walter c.1795
(太田垣至復元)
J.Broadwood and Son c.1800
(太田垣至復元)