-SHINKA-<進化×深化×新化> Vol.1
田部京子 ピアノ・リサイタル
2024年
6/22
(土)
14:00開演
13:30開場
- 出演者
- 田部京子(ピアノ)
- 曲目
- モーツァルト:
ピアノソナタ 第11番 K.331「トルコ行進曲付」
ブラームス:
主題と変奏(弦楽六重奏曲 第1番より)Op.18b
シューベルト:即興曲 Op.142-3
ショパン:
バラード 第1番 Op.23
ノクターン 第19番 Op.72-1
シューマン:
ウィーンの謝肉祭の道化「幻想的情景」Op.26
―SHINKA―という響きを耳にしたとき
パッと脳裏に浮かぶ幾つかの言葉があります。
「進化」「深化」「新化」「真価」・・・
進歩していくこと、より深まっていくこと、新しくなること、真の価値・・・
意味は各々異なりますが、
人生の中においては全てが密接に重なり合っているような気がします。
「深化」が、「進化」「新化」を生み、「進化」は、
「深化」「新化」の融合から生まれるのではないかと思います。
音楽家として常に追い求めている「真価」は、作品の<真髄>です。
このシリーズでは、これまでのレパートリーに加えて、
殆どコンサートでは取り上げてこなかった作品、
新しいレパートリーなども交えながら、
今、深く共感を覚える作品をお届けしていきたいと思います。
「真価」を伝える演奏家としての使命を果たすべく、
「進化」「深化」「新化」し続けることを胸に刻みつつ・・・
シリーズ ―SHINKA― どうかお楽しみいただけますように!
田部京子
田部京子(ピアノ)Kyoko Tabe, Piano
東京藝術大学附属高校在学中、17歳で日本音楽コンクール優勝。ベルリン芸術大学に学び、エピナール国際ピアノコンクール、シュナーベル・コンクールにて第1位、ミュンヘン国際音楽コンクール(ARD)第3位など受賞。バイエルン放送響、バンベルク響、モスクワ・フィルほか国内外の多数のオーケストラと共演し、室内楽でも世界のトップアーティストから共演者に指名され厚い信頼を寄せられている。
CDは35枚以上をリリース、シューベルト、メンデルスゾーン、シベリウス、ドビュッシー、グリーグ、シューマン、ブラームス、ベートーヴェンなど各作品集の多くが国内外で特選盤となり、ステレオレビュー(米)、BBCミュージックマガジン(英)、フォノフォルム(独)各誌で高い評価を受けている。スイスで放送された演奏家名を伏せた世界の名盤「シューベルト:ソナタ第21番」聴き比べの番組では、評論家、リスナーなどによる投票で第1位を獲得した。吉松隆『プレイアデス舞曲集』、同氏から献呈された協奏曲『メモ・フローラ』などでも注目を集めた。 『ます&シューマン:ピアノ五重奏曲』(共演:カルミナ四重奏団)がレコード・アカデミー賞を受賞するほか、『ブラームス:後期ピアノ作品集』、『モーツァルト:ピアノ協奏曲第20番ニ短調、第21番ハ長調』がレコード芸術誌<リーダーズ・チョイス2012>器楽部門第1位、協奏曲部門第2位に、『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30、31、32番』も<ベストディスク2015>(同誌)に選出。
リサイタルシリーズ(浜離宮朝日ホール) は、2003年からスタートしたシューベルト、シューマン、ベートーヴェン、ブラームスなどのシリーズに続き、2016年~2022年の『シューベルト・プラス』シリーズも大成功を収めている。NHKドラマ「夏目漱石の妻」の挿入曲「シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番」の演奏でも話題を呼んだ。
2020年には、ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲ニ長調op.61a(ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.61のピアノ協奏曲版)」と「皇帝」をサントリーホールで一夜に2曲演奏し高い評価を得ている。2022年1月には、田部京子に献呈された「シューベルト:ピアノソナタ第21番ピアノ協奏曲版(吉松隆編曲)」の世界初演が多くの話題を集め、8月には大阪で関西初演を行った。2023年CDデビュー30周年を迎え、リリースされた新譜「メロディー」も特選盤に選出、好評を博している。
第一線で演奏活動を続け、日本を代表する実力派ピアニストとして人気を集めている。桐朋学園大学院大学教授も務める。