大谷康子&イリーナ・メジューエワ デュオ・リサイタル
2024年
3/17
(日)
14:00開演
13:30開場
- 出演者
- 大谷康子(ヴァイオリン)イリーナ・メジューエワ(ピアノ)
- 曲目
- キュイ:
ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ニ長調 Op.84
『万華鏡』Op.50より 第9曲「オリエンタル」
メトネル:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ 第1番 ロ短調 Op.21
バラキレフ:ヴァイオリンとピアノのための即興曲 ホ長調
ショスタコーヴィチ(H.グリックマン編曲):3つの幻想的舞曲 Op.5
リムスキー=コルサコフ(L.バイチ、M.フレッツベルガー編曲):『シェエラザード』 Op.35
オイストラフへのオマージュ
今回、宗次ホールで初となるイリーナ・メジューエワさんとの共演で、ロシア音楽を彩る数々の名曲、また知られざる作品もご紹介して、音楽による感動の時を、みなさまと共有したいと思います。
コロナが流行り、社会の動きが止まってしまった・・・と思ったら、次は私も縁の深いウクライナでの戦争、それだけではなく世界の分断、憂いの時代となってしまいました。しかし、音楽や芸術は「人がなぜ生きるのか」に通ずる、人類の作った普遍的な宝です。
私が憧れ、尊敬する偉大な芸術家D.オイストラフが、1967年の来日時に演奏したプログラムの中から、ショスタコーヴィチ作曲「3つの幻想的舞曲」を今回のプログラムに取り上げました。楽譜を入手するのも困難でしたが、オイストラフの日本での歴史的なリサイタルに敬意を表して演奏します。
「音楽のちから」でみなさまと共に、一体となれる時を楽しみにしています。
大谷 康子
大谷 康子(ヴァイオリン)Yasuko Ohtani, Violin
2023年にデビュー 48周年を迎え、これまでにリサイタルはもとより、N響、モスクワ・フィル、スロヴァキアフィル等、国内外の著名なオーケストラと多数共演。1公演で4曲のヴァイオリンコンチェルトを1日2公演行うという前代未聞の快挙を達成し話題となった。キエフ国立フィルとは2017年以降毎年招聘されている。また、2019年5月に実力派ピアニスト、イタマール・ゴランと全国ツアー(12都市)を開催し、好評を博す。
CDはベストセラー「椿姫ファンタジー」(SONY)や、ベルリンでの録音による「R.シュトラウス/ベートーヴェン・ソナタNo.5(ピアノ:イタマール・ゴラン)」(SONY)等、多数リリース。著書に「ヴァイオリニスト今日も走る!」(KADOKAWA)がある。BSテレ東(毎週土曜朝8時)「おんがく交差点」では司会・演奏を務める。
文化庁「芸術祭大賞」受賞。東京音楽大学教授。東京藝術大学客員教授。(公財)練馬区文化振興協会理事長。川崎市市民文化大使。高知県観光特使。(公財)日本交響楽振興財団理事。(公社)日本演奏連盟理事。
使用楽器はピエトロ・グァルネリ(1708年製)。
オフィシャル・ホームページ:https://www.yasukoohtani.com
イリーナ・メジューエワ(ピアノ)Irina Mejoueva, Piano
ロシア出身。モスクワのグネーシン音楽大学でウラジーミル・トロップに師事。1992年、第4回E.フリプセ国際コンクール(オランダ)優勝。
1997年からは日本を本拠地として活動。2002年、スタインウェイ・ジャパン(株)によるコンサートツアー。2005/06年、ザ・シンフォニーホール(大阪)でシリーズ演奏会(全4回)。2017/18年、東京文化会館・小ホールで日本デビュー 20周年記念シリーズ演奏会(全3回)。2019/20年、宗次ホールでのベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲演奏など、精力的な演奏活動を展開中。2022年の京都公演(ラフマニノフが所有していたスタインウェイを使用)はNHKにより放送されて話題を呼んだ。
これまでにロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団、プラハ交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団など、国内外のオーケストラと多数共演。
CD「ショパン:ノクターン全集」は2010年度レコードアカデミー賞(器楽曲部門)に輝く。
2006年度青山音楽賞受賞。2015年、第27回ミュージック・ペンクラブ音楽賞(クラシック部門、独奏・独唱部門)受賞。
著書に「ピアノの名曲 聴きどころ 弾きどころ」、「ショパンの名曲」がある。(いずれも講談社現代新書)。
オフィシャル・ホームページ:http://mejoueva.net/index.html