大谷康子 ヴァイオリン・リサイタル~好奇心~
2023年
10/15
(日)
16:00開演
15:30開場
- 出演者
- 大谷康子(ヴァイオリン)岡田奏(ピアノ)
- 曲目
- レスピーギ:5つの小品
K.シマノフスキ:「神話」Op.30より 第1曲“アレトゥーサの泉”
S.プロコフィエフ(L.バイチ編):「ロミオとジュリエット」Op.64 より
P.サラサーテ:ファウストの思い出
J.クラ:ハバネラ
F.プーランク:ヴァイオリン・ソナタ FP119
進化を続ける大谷康子さん、その原動力はどこにあるのでしょうか?
「青春とは人生のある時期ではなく、心の持ち方を言う」とはアメリカの詩人、サミュエル・ウルマン(1840-1924)の詩の冒頭です。ウルマンは言います。「優れた創造力、逞しき意志、炎ゆる情熱、怯懦(きょうだ)を却ける勇猛心、安易を振り捨てる冒険心」が心の中にある状態が青春だと。大谷さんの最近の活躍はまさにこの様相を呈していると言えます。その心を支えている原動力が、人一倍の好奇心!
大谷康子さんの興味は尽きません。知りたい、覚えたい、試したい!
一日が24時間では全く足りないのが悩みの種。
その伱間時間を縫っては、好奇心を満たしています。
今回はその、興味のある分野を音楽に結びつけてみました! めずらしい作品も続々発掘。
みなさまの好奇心とも重なるものが多いことでしょう。〈演劇〉プロコフィエフ作曲「ロミオとジュリエット」組曲、〈船〉フランス海軍士官でもあったジャン・クラ作曲「ハバネラ」、〈絵画〉シマノフスキ作曲「アレトゥーサの泉」など。
ピアノは大谷康子さんと5月の室内楽コンサートで共演し、音楽観がまさにジャストフィットした、クラシック音楽界での存在感を急速に増しつつある岡田奏さんです。
新しい発見を求めて、大谷さんの好奇心の世界を覗いてみてください。
大谷康子(ヴァイオリン)
2023年にデビュー 48周年を迎え、これまでにリサイタルはもとより、N響、モスクワ・フィル、スロヴァキアフィル等、国内外の著名なオーケストラと多数共演。1公演で4曲のヴァイオリンコンチェルトを1日2公演行うという前代未聞の快挙を達成し話題となった。キエフ国立フィルとは2017年以降毎年招聘されている。また、2019年5月に実力派ピアニスト、イタマール・ゴランと全国ツアー(12都市)を開催し、好評を博す。
CDはベストセラー「椿姫ファンタジー」(SONY)や、ベルリンでの録音による「R.シュトラウス/ベートーヴェン・ソナタNo.5(ピアノ:イタマール・ゴラン)」(SONY)等、多数リリース。著書に「ヴァイオリニスト 今日も走る!」(KADOKAWA)がある。BSテレ東(毎週土曜朝8時)「おんがく交差点」では司会・演奏を務める。
文化庁「芸術祭大賞」受賞。東京音楽大学教授。東京藝術大学客員教授。(公財)練馬区文化振興協会理事長。川崎市市民文化大使。高知県観光特使。(公財)日本交響楽振興財団理事。(公社)日本演奏連盟理事。
使用楽器はピエトロ・グァルネリ(1708年製)。
オフィシャル・ホームページ https://www.yasukoohtani.com
岡田奏(ピアノ)
函館市生まれ。15歳で渡仏し、パリ国立高等音楽院でフランク・ブラレイに師事。ピアノ科・室内楽科・修士課程をいずれも最優秀で修め、第3課程アーティスト・ディプロマ科で研鑽を積む。プーランク国際ピアノ・コンクールおよびピアノ・キャンパス国際コンクール第1位、エリザベート王妃国際音楽コンクールのファイナリスト。
これまでに、ベルギー国立管、シモン・ボリバル響、読響、東京フィル、東響、日本フィル、京都市響、大フィル、関西フィル、日本センチュリー響をはじめ日本全国のオーケストラと、マティアス・バーメルト、セバスティアン・ヴァイグレ、マリン・オールソップ、ポール・メイエ、ヘルムート・ライヒェル・シルヴァ、小林研一郎、尾高忠明、広上淳一、山田和樹等の指揮者と共演している。
NHK-FM・BSプレミアム等、メディアへの出演も多数。セカンド・アルバム『Transformer』をトリトーン・レーベルよりリリース。