島田真千子 & 広瀬悦子 デュオ・リサイタル

島田真千子 Machiko Shimada, Violin
　名古屋市出身。東京藝術附属音楽高校を経て、同大学を首席で卒業、安宅賞受賞。ドイツへ留学し６年間ヨーロッパの各地で研鑽を積み、2005年デトモルト音楽大学院を最優秀で卒業、ドイツ国家演奏家資格を取得。これまで、日本音楽コンクール第２位、日本モーツァルト音楽コンクール第１位、パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールや J.S.バッハ国際コンクールなど国内外のコンクールで入賞。愛知県芸術文化選奨文化賞、名古屋市芸術奨励賞、名古屋音楽ペンクラブ賞を受賞。
　ソリストとしては、2000年に東京と名古屋でのリサイタルデビュー以降、様々なオーケストラと共演。また 1998年から毎年サイトウキネンオーケストラのメンバーとしてセイジオザワ松本フェスティバルに参加 している。近年は、ヴェリタス弦楽四重奏団、いずみシンフォニエッタ大阪のメンバーとしても精力的に活動、京都市立堀川音楽高等学校で講師を務める等、教育活動にも携わっている。CDは2015年Altusレーベルより『バッハの無伴奏ソナタ & パルティータ集』を、2017年には『ヴィヴァルデイ“四 季” 他 』をリリース。
　現在、セントラル愛知交響楽団ソロコンサートマスター、水戸室内管弦楽団メンバー。NPO法人イエローエンジェルより、G.B ガダニーニが 1769年に製作した楽器を貸与されている。
公式ホームページ http://machikoshimada.com

広瀬悦子　Etsuko Hirose, Piano
　名古屋市出身。ヴィオッティ国際コンクールとミュンヘン国際コンクールに入賞後、1999年マルタ・アルゲリッチ国際コンクールで優勝。同年パリ国立高等音楽院を審査員全員一致の首席で卒業し、併せてダニエル・マーニュ賞を受賞。世界各地で精力的に演奏活動を続け、数多くの音楽祭にも参加している。
　デュトワ指揮 NHK交響楽団のほか、バイエルン放送響、モスクワ・フィルなど、国内外の著名なオーケストラと数多く共演。CDでは、2016年にシプリアン・カツァリス氏と４手・２台ピアノのための作品集を、また2020年春には Danacord レーベルより『モシュコフスキー：ピアノ作品集』、同年秋に MIRARE レーベルから『ベートーヴェン： 交響曲第9番（カルクブレンナー編曲版）』をリリース。情熱的でスケールの大きな音楽作り、美しい音色、幅広いレパートリーが高い評価を集め、世界に次々と活躍の場を広げるピアニストである。