世界のカルテット∽カルテットの世界SQ.73
ドーリック弦楽四重奏団
2019年
11/4
(月)
15:00開演
14:30開場
- 出演者
- アレックス・レディントン(ヴァイオリン) イン・シュー(ヴァイオリン) エレーヌ・クレマン(ヴィオラ) ジョン・マイヤーズコフ(チェロ)
- 曲目
- ハイドン:弦楽四重奏曲 ニ長調 Op.64-5 Hob.III-63「ひばり」
バルトーク:弦楽四重奏曲 第5番 Sz.102
シューベルト:弦楽四重奏曲 第14番 ニ短調 D810「死と乙女」
2008年大阪国際室内楽コンクール第1位 宗次ホール11年ぶりの登場
イギリスを代表する超ハイクオリティなカルテット
1998年イギリス、サフォークで開催されていた「若い音楽家のためのサマー・ミュージック・スクールの室内楽コース」をきっかけとし結成。2002年からパリにて、アルバン・ベルク四重奏団、アルテミス四重奏団、ハーゲン四重奏団、ラサール四重奏団のメンバー等によるマスタークラスにて研鑽を積んだ。その後もハーゲン四重奏団のライナー・シュミットのもと、バーゼル音楽アカデミーで研鑽を積んだ。
2000年ブリストル・ミレニアム弦楽四重奏コンクールで第1位、2007年メルボルン国際室内楽コンクール弦楽四重奏部門で入賞。2008年には大阪国際室内楽コンクールで1位、イタリアのパオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールで2位となった。
コンセルトへボウ、ウィーン・コンツェルトハウス、ベルリン・コンツェルトハウス、フランクフルト・アルテ・オーパー、ハンブルク・ライスハレ等で演奏、そしてウィグモアホールには定期的に招かれている。2010年ニューヨークのフリック美術館、ワシントン・コングレス図書館にて衝撃的なアメリカデビューを飾り、2017年にカーネギーホール・デビューを果たし、現在は北アメリカ各地に毎年招かれている。メクレンブルク・フォアポンメルン、ウェストコーク、チェルトナム、デルフト、グラーフェネク、カーリンティッシャーゾンマー、シエナのインコントリ・イン・テッラ、リソールとシュヴェツィンゲンなどの音楽祭にてゲスト演奏。イアン・ボストリッジ、フィリップ・ラングリッグ、マーク・パドモア、アレクサンダー・メルニコフ、ピーター・ウィスペルウェイ、ダニエル・ミュラー=ショット、アンドレアス・へフリガー、チェン・ハレヴィ、エリザーベト・レオンスカヤ、アリーナ・イブラギモヴァ、セドリック・ティベルギアンなどと共演。
最近では、ジョン・アダムズの‘Absolute Jest“を弦楽四重奏とオーケストラにて披露。ジョン・アダムズ指揮でウィーン交響楽団と、コンセルトヘボウにてはオランダ放送フィルと共演、さらにマルクス・シュテンツ指揮のBBCスコティッシュ響と共演した。当作品のレコーディングでは、ピーター・ウンジャン指揮ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管と共演、その演奏は「高貴なロマンとレーザーのような鮮明さ」と称賛、シャンドスからリリースされたCDはBBCミュージックマガジン誌にてレコーディング・オブ・ザ・マンスに選ばれている。
現在もイギリスの主要なホールはじめ、世界各地の主な音楽祭、著名なホールに頻繁に招かれている。
2015年からロンドン王立音楽院にて後進の指導にもあたっている。
2009年ウィグモアホールのライヴ録音にて作成されたCDがグラモフォンのエディター選出盤とされ、2010年からはシャンドス・レコードから定期的にリリース。コルンゴルト作品を収録したファーストCDは、2010年グラモフォンの批評家選出盤とされ、ウォルトン作品のCDは2011年グラモフォンアワードにノミネート。シューマン作品のCDはグラモフォンとBBCミュージックマガジンの月間推薦盤とされ、2012年にグラモフォンアワードの候補に選ばれた。
ハイドンの作品20を収録した CDは、グラモフォンのエディターズ・チョイス盤と、2015年のグラモフォンアワード候補作品となり、最近リリースしたハイドン作品76のCDは、サンデータイムズに「クリアなセンスと明確さである」と絶賛された。