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2017年4月おすすめ公演(2) ミハル・カニュカ チェロリサイタル


「音楽の楽しさや音楽の喜びを演奏者が持たない限り、
その舞台は本当につまらないものになるのです。」
   
(本人インタビューより)



~名実共にチェコを代表するチェリスト~
ミハル・カニュカ チェロ / 三輪 郁 ピアノ

4月17日(月)
18:45開演
3,500円(学生2,100円)
 [指定]



ミハル・カニュカ(表)







下の写真は、2015年6月の公演で、宗次代表とのショット!

カニュカ

カニュカさんは、これまでに10回来演された、宗次ホール最多出演の海外アーティストなのです。
今回も、また三輪さんとの息の合った演奏が楽しみ!
「三輪さんとは日本だけでなく、ヨーロッパのステージでも何度か共演させて頂きましたが、とても心地よく、プロとしての共同作業を行うことが出来ました。私たちは友人としてお互いを理解し合っていますが、このことは共演するにおいて、とても重要なこと。彼女は技術的な完璧さはもちろん、創造的で音楽的に刺激し合えるパートナー。」と仰います。
 
チェロを「木の女房」と呼ぶカニュカさん。ホンモノの奥様、パヴリナさんよりも共に長い時間を過ごすこともあるからだそうで、ツアーに出た時なんかは正にこの「木の奥様」とずっと二人きり。楽器を選ぶには、自分が望むような美しい音が出るかだけでなく、手触りや、もっと単純な…共に生活できるかどうかという相性を見ることが大切だそうですが、元々弾いていたチェロは1710年製の楽器。「何せ300歳だけに、相手をするのに少し疲れてしまった」らしく、新しく友人になったフランス人楽器制作家が作ってくれたチェロを今は愛奏されています。
 
「“音を楽しむ”と書く日本語の“音楽”、すごく良い言葉ですね。まさにそういうことなんですよ。音楽をする上で“主”と“副”があるとすれば、“主”は楽しむこと、“副”が演奏技術をチェックすること。私もコンサートを聴きに行きますが、そこで何か起こったとしても許すことができるし、コンピューターではないから完全なものを求めて聴きに行っているわけではないのです。音楽の楽しさとか音楽出来る喜びを演奏者が持たない限りその舞台は本当につまらないものになるのです。」“そこの音程をもう少し高く!”とか、ついつい気にしてしまうけれど、やはり最終的に目指すところはやはり“音楽を楽しむ”ことに尽きます。時々私も忘れてしまうんですけどね」と笑いながらお話されます。
 
世界では常に色々なことが起こっており、天災を含め私たちはいつ何時どんな災害に見舞われるかわかりません。しかし、「家族と居る時であれ演奏している時であれ、自分の周りの人が持っている“気”が気持ちよくて暖かいものであれば、そういう時に幸せを感じる。ちょっとしたことや当たり前のことでも小さな、幸せな瞬間を大事にしたい。ストレスさえも喜んで捉えたい。」と話すカニュカさんのあたたかいお人柄が伝わる演奏会が期待されます。  
(引用元:チェロカフェ Cello-Cafe.com)

ミハル・カニュカ(裏)






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