3/12 <宗次ホール開館10周年記念公演>佐藤卓史ピアノリサイタル
佐藤卓史さんのリサイタルが終演。
2009年に、最初急病のピアニストの代役で宗次ホールにヴァイオリンとのデュオで出演していただいて以来、かれこれもう10回以上はご出演いただいている佐藤さん。しかしご出演頂くたびに、また新しい佐藤さんを聴かせてくれる。常に変化しつづけているので、こちらもまたご出演頂かないと・・・と思ってしまう、そういうピアニストでいらっしゃる。
今回のプログラムはご本人のレコーディング計画と、当館の10周年が重なり、「ショパン
バラード&スケルツォ」という佐藤さんの表現を借りれば「ステーキ8枚平らげる」ような記念碑的な内容。最初のバラードからして、安全よりリスクをとってギリギリのスピードで攻める新しい佐藤さんがそこに。その後も右へ左へと揺さぶられるような感覚で、気が付いたらあっという間に終わっていたような気分。
最後のご挨拶の中で「最初の宗次ホールでのリサイタルは客席が40人くらいで・・・」というお話に今となっては本当にこれだけのお客様にご来場いただけるようになって、ホール側としても感無量。こうしてアーティストが帰ってこれる場所となれるように今後も頑張らねばとの思いを新たにいたしました。
佐藤さんの宗次ホール次回出演は7月3日(月)のスイーツタイムにて。
各地で人気を博し、一回きりの予定が思いがけず続くことになったという山本貴志さんとのピアノデュオ公演です。そちらもぜひ足をお運びください。
( 宗次ホール公式facebook より)