おすすめ公演情報 2017年1月(1) 1/17 パスカル・ロジェ ピアノリサイタル
「素晴らしい技巧、知性に溢れた豊かな解釈!
これ以上の演奏を聴いたことはない 」
‐BBCミュージックマガジン
「ロジェの音楽を聴くと、別世界に連れて行かれる」
‐ピアノ・マガジン誌
言わずと知れた名手 パスカル・ロジェ
ピアノ
ロン=ティボー国際コンクールで優勝以来、
2度のグラモフォン賞受賞などを経て世界中で活躍するフランス人ピアニスト。
フランス作品ばかりでなくブラームス、リスト、バルトークなど幅広いレパートリーをお持ちですが、
今回はオール・フレンチ・プログラム。
「若いころはあらゆる作品を片っ端から弾いたけれど年齢を重ねた今、
再びフランス作品に戻ってきた」と、お話されます。
ロジェさんは普段身に着けるものがとてもお洒落!
「服装というものはその人のキャラクターを反映するもの」というお考えで、
シャツとタイの色の組み合わせを考えたり、
『色』については昔から非常に強い関心があるそう。
そしてフランス音楽には豊かな色彩があり、
それぞれの作品が同年代の絵画からも少なからず影響を受けていることから、
絵を見ることも欠かさないそうです。
「ラヴェルは、音全体がクリアで透明感に満ちている。
フランス作品はよく、もやもや靄がかった絵のようだと言われますが、
私はもっとクリアな響きをもっている音楽だと考えています」
…確かに、イギリスのインディペンデント誌によるロジェさんの評に、
「ペダルを多用して“印象派らしい音楽”を創ろうとするピアニストが多い中、
音楽をきちんと形作り、たゆませることなく、
和声の移ろいの瞬間を味わい尽くすロジェの演奏のなんと心地よいことか」
というものがありました。
モネの絵画にしても、
淡い色彩を用いつつも輪郭はあくまでも明瞭であることをロジェさんは指摘されます。
そしてプーランクとサティは印象派ではなくキュービズムの影響を受けているのでは、と。
その表現はペダリングを駆使して音色に変化をつけます。
詩を愛し、ドビュッシーの作品は俳句を連想させると話すロジェさん、
「ハーモニーは色彩であり、フレーズは風景画」と表現。
ただ楽譜通りに弾くだけでなく、作曲家がその時代何を見てどこに住んでいたのか。
何を読み、どんな音楽や詩がその時彼の周りにあったのか、
そしてどのような環境の中で作曲されたか、
その背景を理解することが大切だと仰います。
その思想はロジェさんを唯一弟子として教えた名ピアニスト、ジュリアス・カッチェン氏からの
「ピアノから離れなさい。美術館に行ったり、
郊外に出向いて自然に触れたり、常に自分自身でいることを心がけなさい」
という重要な指針からの影響だそうです。
インターネットやスマートフォンが普及した今、
世界中の情報や知識が“すぐそこ”にあるにも関わらず、
若い世代の文化や世界に対する興味の範囲が狭くなっているように感じると
ロジェさんは指摘されます。
自分のリサイタルでは、
超絶技巧の曲よりもフランス音楽独特の音や色彩を聴衆の皆様と共有できる、
「旅」をしているようなプログラムをいつも考えているという彼。
フランス作品の解釈には絵画、料理、ワイン、自然が不可欠だと話す通り、
まさにロジェさん自身が聴いて、見て、味わって
自分の血肉にした芸術を享受することができそうです。
パスカル・ロジェ ピアノリサイタル
1/17(火) 18:45開演 18:00開場
一般4,500円 学生2,700円 [指定]
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