自由自在なリコーダーに「ふいご」オルガン宗次初登場!【6/17】
6月17日に行われたコレッリ生誕360年&没後300年記念演奏会の第2夜。
北欧のリコーダーの達人、ダン・ラウリンさんと
宗次ホールでおなじみの鈴木秀美さん、
チェンバロ&オルガンなどなどあらゆる鍵盤楽器を操る上尾直毅さんの3名による
コレッリ「ヴァイオリンソナタ 作品5」のリコーダー版演奏会です。
この日のチェンバロはイタリアンとよばれる1段鍵盤のモデル。
ザスマン(Sassmann)というドイツのメーカーのものです。
この楽器には屋根がついていませんで、このままこれに毛布をかけて運んできました。
隣ではオルガンの調律中。
オルガンの調律は、1つ1つのパイプに詰めてある栓
(管から飛び出ているツマミのひとつひとつがそれです)を
抜いたり押し込んだりして、管の長さを微妙に調節していきます。
瓶を吹いて音を鳴らすのに、瓶の中の水の量で音の高さが変わるのと一緒です。
しかしこれだけパイプがあると大変だ。
鍵盤を取り外すとその下に、それぞれの管へ空気を送り込むボタンがありました。
リハーサルが始まりました。
ダン・ラウリンさんのリコーダーは
本当にまるで何の困難も無く自然に生き生きと歌うようで・・・
でも実際には大変なテクニックなんだろうなぁと思いながら聴いておりました。
本番にて。
オルガンは横に繋がれた「ふいご」で空気を送り込む昔ながらのやりかたで
演奏されました。ふいごを操作していらっしゃるのが、
このオルガンを作られた楽器製作家 野神俊哉さんです。
終演後のサイン会。
そして舞台では楽器見学会。
ふいごも実際に動かしてもらいました。
「意外に重くて大変!」
ということで、15日に続き、
コレッリさんの記念年を飾る素晴らしい演奏会となりました。
(出演者で記念撮影・・・よく見ると客席にダン・ラウリンさんの奥様も。)
(スタッフ/にしの)