鉄道にまつわるクラシック名曲コンサート~長良川鉄道 ゆるり旅編~
まずは みなさまに御礼を。
4/22(月)スイーツタイムコンサート
~長良川鉄道 ゆるり旅 編~
鉄道にまつわるクラッシック名曲コンサート
御来場頂き、本当にありがとうございました。
ホールは大勢のお客様で埋め尽くされ、
ちょうどホールが一つの車両代わりになり
長良川鉄道の美しい映像と上田定行さんの最高のナレーション
そして、チェロ×ピアノのデュオにより
ノスタルジックな音楽の旅のひと時となりました。
最後の「ブラボー!」のお声の通り
聴いて、観て、感動の今回のコンサートを
実はわたくし皆さまとご一緒に客席で楽しませていただいておりました!
時々気づいてくださるお客様もいらっしゃいますが、
スタッフもこのように、
ひょっこりお客にまぎれていることが多いんですよ。
(もちろん休日を取りチケットを購入して聴きます。)
今回の企画は長良川鉄道×朗読×名曲クラッシック
で、演奏された曲はすべて鉄道がらみでした。
「それでは、出発~進行~!」
という上田さんの掛け声から始まり、
1曲目は溝口肇さんの「世界の車窓から」。
誰もが一度は見て聞いたことのあるテレビ朝日の5分間の短い番組の曲。
まさに出発にふさわしくワクワクしましたね。
サン・サーンスの「白鳥」は、郡上市の美濃白鳥駅界隈が舞台となり、
神様が白鳥に姿を変えて訪れたと言う伝説から
その名前が付けられたという、「しらとり」にかけて。
もちろん、この曲も。
ドヴォルザークの「ユーモレスク」。
作曲している以外は、鉄道模型を作っているか
駅まで出かけて蒸気機関車を眺めていたと言われる
ドヴォルザークが列車に揺られている中で作られた曲ですね。
この演奏中にはめったにお目にかからない
転車台(ターンテーブル:車両の方向をかえる機械)も見られました。
「ガタン ゴトン ガタン ゴトン」という
レールとレールの間の継ぎ目を越えた時に発生する音、
がそのままユーモレスクのリズム♪ の由来です。
長良川鉄道にぴったりの「ゆるり」とした演奏は最高でした。
前半最後のショパンの「序奏と華麗なるポロネーズ」は
出だしから、うっとりするほどきれいなメロディーで
ピアノの奏でるポロネーズ、3拍子のリズムに乗って
チェロが主題を歌う美しすぎる曲でした。
中間部のメロディーに合わせ、
がらりと映像は、さくらが咲き誇り
その景色の中を列車が川の上の橋を渡る写真に
変わったのですが、絶妙なタイミングでだったと思います。
今回 こうした準備は実に長期にわたり
スタッフそして関係者の方々で心をこめて作られました。
こんなかわいい立て札も。
コンサートに戻って・・・長良川をバックにチェロが歌います。
後半は、ビックリしましたね。
「そばきり助六」の物語の朗読に絡めて
上田定行さんの歌声から始まりました。松任谷由美さんの「いちご白書をもう一度」
「僕は~無精ひぃげと~髪を~のばして~~♪」
当ホールはクラッシックのみのコンサートホールですので、
おそらくクラシック以外の歌声は上田さんが最初で最後でしょう。
「この歌を宗次ホールで歌うとは思いませんでした!」と。
注:これは歌ったのではなく、
オカダさんの文を忠実に表現したもので
蕎麦を切りながらの鼻歌のイメージでの演出であり
宗次ホールでフォークソングを演奏・歌う事はありません。(支配人見解)
また、アンコールではチェロの新井さんが
「鉄道とクラシックと言う 他ではない企画で
私自身、いろいろと試行錯誤でしたが
いかがでしたでしょうか?」と言う問いに、
お客様からの大きな拍手!!
最後に「次の休日には長良川鉄道に乗って、大好きな温泉に行こうと思います。
みなさま 次はぜひ鉄道の車内でお会いしましょう」と。
今回は、大変多くの協賛を頂きコンサートが制作されました。
長良川鉄道様
「長良川鉄道のゆるり旅」の著者 オカダミノルさま
関市の「そばきり助六」の大将 小林明様
ナレーターの上田定行様
“モルゲン”でおなじみ鉄道ファンでもある東海ラジオの源石アナウンサー様
そして、郡上市の市長さんまでもお越し頂きました。
ありがとうございました。
岐阜ラジオ ヤングスタジオ1431にも
野間支配人が20分ほど当公演のご案内も含めて出演もいたしました。
ホワイエでは、長良川鉄道グッズや
オカダミノルさん著書の本「長良川鉄道ゆるり旅」などなどが販売。
休憩中から終演後までお客様に楽しんでご覧頂けたようです。
上のボタンを押すと、光って列車を投影します。
オカダミノルさん著書の「長良川ゆるり旅」は
長良川鉄道の中の15駅から拾い集められた
温かいエピソードがあり、その中から
2つをひも解きながら名曲の演奏とともに
コンサートは進みました。
関駅の「そばきり助六」の主人公でした、小林様も
お越しくださいました。
多くの方々の手が加わった今回のコンサートは
すばらしいものとなりました。ご協力本当にありがとうございました。
正直、一度きりで終わらせるのはもったいないなぁと感じます。
また、このようなコンサートで多くの方に
心に響く何かをクラッシックで今後も伝えていきたいなと思いました。
今後も様々な趣向を凝らした企画にご期待下さいませ!
(スタッフ/やすえ)