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バラーノフさんお帰りなさい!【1/13 アンドレイ・バラーノフ ヴァイオリンリサイタル】


いよいよ始まったNPO法人イエロー・エンジェル創立10周年記念シリーズ。
イエロー・エンジェルとは宗次ホールの代表 宗次徳二が
ホールを創立するよりも前、壱番屋の経営を退いた1年後に立ち上げた
各種社会貢献と支援を旨とした団体です。
より詳しい活動内容はこちらをご覧下さい。
今回のリサイタルシリーズは、イエロー・エンジェルが行っている事業の一つである
楽器貸与を受けるアーティストが連日出演するものです。

また、楽器貸与とは直接の関係はないのですが、
昨年、宗次オーナー夫妻が歌手の布施明さんに
クラシックのカバーなどを含む
アルバム「Way of the Maestro」のリリースを後押ししたご縁があり
(一部収録曲は宗次ホールでレコーディングされています)
1月15日にスペシャルコンサートにご出演頂くことになりました。
まさに創立10周年祝賀祭といった趣です。


さて、一連のシリーズのトップバッターは
昨年5月のエリザベート王妃国際コンクールで見事優勝した
ロシア出身のアンドレイ・バラーノフさん。
2011年7月の来日時に、そのとき手持ちの楽器があまりにみすぼらしいものだったこと、
それなのにどうしてこんなに凄い演奏が?? と感動した宗次オーナーが
楽器貸与をその場で決めたというご縁で宗次ホールには3度目の出演となりました。

ピアニストはローザンヌ音楽院でバラーノフさんが在籍していた
ピエール・アモイアル先生のクラスの伴奏助手をしていたことがきっかけで
もうデュオを組んで6年という青木美樹さん。

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イエロー・エンジェルから貸与された1947年製A.ポッジ(Ex.Nathan Milstein)での演奏。
「考えてみれば僕の人生で大切な本番はほとんどこの楽器で弾いたことになる。
 この楽器がエリザベート・コンクールの間も傍にあって、どれだけ励まされたか分からないよ」
と語るバラーノフさん。

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アンコールではツィゴイネルワイゼンや熊蜂の飛行を
呆気にとられるほどの見事な技巧で弾ききり、客席の盛り上がりも最高潮に。

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終演後のサイン会にも列ができました。

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宗次オーナーとの記念撮影。
感動しすぎて疲れてしまったと語る宗次オーナー。
「またいつでも帰ってきていいから」
「何か機会があったらすぐに呼んで下さい!駆けつけます!!」とバラーノフさんのお返事。

さて、演奏会後にどうしてもバラーノフさんがしたかったこと。
それは「床屋さんに行きたい!」でした。
それならばと近くの理髪店を案内。
日本で髪を切るのは初の経験。
顔の上に蒸しタオルをのせられて「手術でもするのか!? 助けてー!!」と大騒ぎ。

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舞台の上よりもずっと緊張しながらシャンプーされて・・・。
お店のスタッフさん「これはなかなか凄いくせっ毛ですね~(笑)」

さっぱりしたところで、宗次オーナーと居酒屋さんへ夕飯に行きました。

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お刺身の盛り合わせを独り占め。
(注:一人で全部食べちゃったわけでは有りません。)

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宗次オーナーにお酌するバラーノフさん・・・。


(スタッフ/にしの)


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