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マーラーの妻、アルマ・マーラーの全歌曲作品演奏会(6/16)


6月16日(土)に行われたのは
マーラーの妻、アルマ・マーラーの歌曲作品16曲を
全て演奏するという珍しい企画。
昨年東海地区のアマチュアオーケストラによる
マーラーの交響曲ツィクルスを成功させ
来月7月15日、16日にはその締めくくり、
アマチュアオーケストラ、合唱団混成メンバーにより
交響曲第8番を演奏します。

今回の企画はその1ヶ月前の特別企画。
交響曲第8番はマーラーが唯一、特定の人物に向けて捧げた曲であり、
それはとりもなおさず妻アルマだったということで、
そういった意味でもつながりのある演奏会でした。

前半は音楽評論家、前島良雄さんと真理さんご夫妻によるレクチャー。
一般に語られている「マーラーは悲劇の作曲家、その妻アルマは悪女悪妻」
というイメージを覆す興味深い解説でした。
マーラーとアルマも今流行(?)の歳の差婚(マーラー42歳、アルマ23歳)で
その結婚生活は、マーラーが51歳で亡くなったため10年にも満たなかった
というようなことも、そう言われてみないとなかなか思い当たらないですよね。

後半は、名古屋のご出身、飯田みち代さんの熱唱。
曲に合わせた2度のお召し替えもありました。

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物販コーナーでは
飯田さんのCDのほか前島さんの
その名もずばり「マーラー 輝かしい日々と断ち切られた未来」等の著書も。
レクチャーを聞いてご興味をもたれたのか、買い求められた方が多く完売してしまいました。

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終演後のサイン会

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ピアニストの青木園恵さんをねぎらう宗次オーナー。
ピアニストにとってもアルマ・マーラーの作品を演奏するなんてほとんど無い機会でしたから
準備が大変だったと思います。

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記念撮影。
右端は今回の企画の提案者、名古屋マーラー音楽祭実行委員長の西村尚登さん。


名古屋マーラー音楽祭については公式サイトでご確認を!
名古屋マーラー音楽祭


(スタッフ/にしの)


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