兄弟楽器でカルテット
6月14日、レナト弦楽四重奏団の演奏会が当ホールで行われました。
主催公演ではないので本来はブログに掲載するものではないのですが、
この演奏会、単なるカルテットの演奏会ではありません。
それは・・・
この演奏会で使われた楽器。
楽器製作者レナト・スコラベッツァさん(Renato Scollavezza)が
カルテット用に一揃い組みにして作成した楽器を使用したことです。
チェロは2010年まで名古屋フィルで活躍された杉浦さん。
杉浦さんお持ちの楽器はご自身のもので、それ以外のヴァイオリン2挺とヴィオラは
個人の音楽愛好家の方が所有しているそうです。
独特の黄色のボディ。特に2挺のバイオリンはそっくり。双子みたい。
正面から見ても・・・
横から見ても・・・
重ねてみても
そっくりですね。
楽器の所有者の方は、なんとこのほかにもいくつかのカルテットセットをお持ちだとのこと。
若い演奏家に所有している楽器を貸し出して、じっくりカルテットに取り組んでもらいたい
という夢があるんだそうです。
楽器についてはこの演奏会の主催者さん、「このはな音楽祭実行委員会」さんの
公式ブログでも詳しく書かれています。
(スタッフ/にしの)