ドーリック弦楽四重奏団/上田晴子&カントロフ/イェルク・デームス
11月は世界各地から一流のアーティストが続々と来演しました。
遅くなってしまいましたがそのご報告です!
11月17日 ドーリック弦楽四重奏団
今年の大阪国際室内楽コンクール優勝、そしてその後イタリアで行われた、パオロ・ボルチアーニ弦楽四重奏コンクールでも第2位&ハイドン賞の実力は「さすが」の一言。アンコールでは「浜千鳥」と「宵待草」を演奏するという、なんとも心憎い演出! 弾き終えた彼らも舞台袖で「客席で何人も涙ぐんでいる人がいた」と興奮していました。
鳴り止まぬ拍手に「ハイドンのなにかを弾こうか・・・」といっていた彼らでしたが、なんと大サービスで彼らの母国、イギリスの作曲家ウォルトンの珍しい弦楽四重奏曲を披露。おそらくこの曲が名古屋で演奏されたのは初めてだったのではないでしょうか・・・。
サイン会も盛況でした。4人の暖かな人柄にお客さんにも笑顔がひろがります。
オーナーとの記念撮影。是非また名古屋に来て下さいね!
11月18日 上田晴子&ジャン=ジャック・カントロフ
フランスのヴァイオリニスト、往年の巨匠カントロフの演奏会には長年のクラシックファンの方を中心にご来場いただきました。前日青森からの移動で少しお疲れ気味のカントロフさん。しかし演奏はさすがにベテランの味。後半に進むにつれてどんどんと調子が上がっていきます。
ピアノとヴァイオリンのアンサンブルがまた素晴らしい!上田さんのピアノもお客様から大絶賛でした。
サイン会では気さくにファンサービス。そうそう上田さんはこの日「ホテルでインターネットに接続しようとしたら上手くいかなくて・・・」と事務所の私の隣の机でメールチェックをしていらっしゃいました。去年は五嶋龍さんもそんなことをしていました。時々宗次ホールの事務所をのぞいてみると、アーティストのそんな日常の素顔が垣間見れるかも!?
11月20日 イェルク・デームス ピアノリサイタル
来月80歳の誕生日を迎える巨匠がやってきました!
ファンの方々のテンションも自然に上がります。
拍手にこたえるデームス氏。
アンコールは3曲。ショパンの子守歌、幻想即興曲、雨だれの前奏曲。聴きなれたはずの作品が独特の演奏によってより味わい深いものになりました。
サイン会も大盛況。この日はデームス氏自身が持ち込んだほとんど一般の店頭で見かけないような盤も販売され、多くのお客様にCDをお買い上げいただきました。
さて演奏会が終わり、スタッフは帰宅途中でコンビニからひとりで出てくるデームス氏と遭遇。その姿は演奏中のあのオーラはどこへやら、ふつうのおじいちゃんでした(笑)。
ちなみにこの後、デームス氏には後日談があるのですが・・・それはまたの機会に!
(スタッフ/に)