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4/21  クリストフ・コワンと仲間たち


チェロの巨匠、ガンバの巨匠、古楽の巨匠・・・クリストフ・コワン氏と、パートナーでもあるマリア=テクラ・アンドレオッティさん(フラウト・トラヴェルソ)、そして金子陽子さん(フォルテピアノ)による室内楽。


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やはりその曲が作られた当時のその楽器だからこそ、聴こえてくるものがあるというのを実感するとともに、古典派からロマン派への音楽史の転換の時代に、今有名な作曲家以外にもこんな人が存在していたんだということを再発見する興味深いコンサートになりました。


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目玉である本物のアルペジョーネは、1851年製のもので、おそらくアルペジョーネが廃れていく本当に最後の頃に製作されたものだろうとのこと。


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フレットがあることによる特有の明快な音の移り変わりの機動性。ただし、フレットにより音程の自由が制限されて、弦が緩んでくると全体的に音程が下がってしまう弱点などもあって、扱いが大変難しいのだそうです。が、さすが巨匠。

この楽器を朗々と鳴らしていました。


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