2/24 谷部昌央 ギターリサイタル
名古屋が誇る、という言葉が本当に誇張無くぴたっとハマる・・・
そんな谷辺昌央さんのギターリサイタルが終演。
ソルとジュリアーニ、ロマン派時代のギターの名手が作曲した、オペラの名旋律の主題による、ギターの超絶技巧のパラフレーズが本日のメイン。
いわばメドレーのように、ともすると散漫な印象になってしまいがちなこの手の作品を、冴え渡る技巧と的確な表情付けで、聴き手を引きつけ続けられるこの集中力は流石。
合間の細川俊夫作品では、この曲が要求している音色を探し求めた結果、楽器を持ち替えて演奏。
アンコールには武満徹編曲の早春賦やビートルズ・ナンバーでしっとり。毎度ながら「谷辺ワールド」がホールに広がりました。