1/29 アレクサンドロ・シーロ コントラバスコンサート
アレクサンドル・シーロ
コントラバスコンサートが終演。
コントラバスのイメージを覆す、歌心と機動力に溢れた演奏。
距離の幅のあるポジション移動を軽々とこなす様子は、ぱっと見、何が難しいのかなと思ってしまいますが、いやはやこれだけでもう超絶技巧と言っても良いでしょう。
(しかも今回、シーロさんは日本で楽器を借りられたので、普段お使いの自分の楽器と大きさが違っていたそうです。当然弦の押さえ方も変わってくるのですが、そこをものともしない技術は流石。)
プログラムの中でもやはりロシアの作曲家のものは、甘く温和な音色と相まってひときわ説得力ある演奏だったと思います。
コントラバスとのデュオはバランスの面で気を使いますが、今回のピアニスト高橋知子さんは上手くコントロールしてくださっていました。
終演後にはたくさんのお客様がプログラムにサインを求めて並ばれ、温かな雰囲気の中お開きとなりました。
☆ アンコール ☆
スクリャービン:エチュード Op.2-1
ハチャトゥリアン:剣の舞