1/27 ケヴィン・ケナー ピアノリサイタル
本日のリサイタルは1990年ショパンコンクール最高位受賞者である、ケヴィン・ケナー(Kevin Kenner) 氏による、オール・ショパン公演でした!
宗次ホール初登場で、ご本人もこのホールとピアノをとても気に入ってくださいました。
以前ケナー氏が、「いつ聴いても安定しているけど冒険や面白みのない演奏家を聴くよりも、うまくいかない時はあっても、良い時に神がかった演奏をしてくれる人のピアノを、僕は聴きにいきたい」と話していたことがありました。
今日の彼の演奏は、その集中力、音の奥行、ため息のように結ばれるフレーズの終わりや絶妙なアゴーギグ、意外な声部の強調、反復されるフレーズにつける異なる表情、それによる即興性…どれもが詩的で、自分の世界にすっぽり、と入って聴き入ってしまいました。
アンコールはシューベルトの即興曲に、珍しいパデレフスキの作品を2曲。
CDは完売御礼でした!
寒い中お越し頂きました多くの皆様、ありがとうございます!!