11/16 佐藤俊介 ヴァイオリンコンサート
本日のスイーツタイムコンサートは、宗次ホール3度目の出演、ヴァイオリニストの佐藤俊介さん。
奥様のスーアン・チャイさんとのデュオで、グリーグ、ブラームス、シューマン、ベートーヴェンの、いずれも「自然」をイメージした選曲によるコンサート。
佐藤さんの演奏スタイルは19世紀から20世紀初頭に活躍した巨匠ヴァイオリニストたちを彷彿とさせるもので、ガットの弦に独特のボウイングやヴィブラートの使い分けなど、聴きなれた曲なのに新鮮な発見がたくさん。
古い時代のピアノの演奏法にも長けたチャイさんは、単に「ぴったり合わせる」というのではなく、折々に絶妙な間とズレを混ぜながら、しかしヴァイオリンとピアノの両者で一つの音楽として聞かせる高度な技を駆使して、見事なアンサンブルを創り上げていました。
オランダ・バッハ協会の次期音楽監督にも決まり、これからがますます楽しみな佐藤さん。
今後の活躍にもご注目を。