【2017年11月 おすすめ公演(4)】ミカラ・ペトリ&西山まりえ
リコーダー・マニアが、その静かな喜びに
身震いする…!
分析なんか必要ない、
ただ音楽の喜びを享受するんだ…!
(ファンファーレ誌/米)
ミカラ・ペトリ リコーダー
西山 まりえ チェンバロ&バロック・ハープ
11月13日(月)
18:45開演 4,500円(学生2,700円) [指定]
誰もが耳にしたことがあり、学校の音楽の授業でも教わる事の多い楽器、リコーダー。
ですがプロのリコーダー奏者の演奏を耳にすれば、きっとこの木製の管から出る音の素晴らしさに驚くはずです!
3歳でリコーダーを始め、天才少女と言われたペトリさん。
リコーダーこそが一番身近に感じることが出来、自己を自由に表現できる楽器なのだと仰います。
コンサートでは様々なサイズのリコーダーが使用されますが、メインで頻繁に使われるのはアルト、ソプラノ、ソプラニーノの3種類。
一番大きいアルト・リコーダーは特にバロック期のレパートリー用。
ソプラノ・リコーダーは皆さんも学校で習ったサイズ。
3つの中で最小のソプラニーノはアルトより1オクターブ高い音が出ます。
他にもテノール、バス、サブ・グレート・バスなどなどリコーダーは多種多様。
最大のものはなんと182cmもの長さを持ちます。
リコーダーはとってもシンプルな楽器。
言うなれば、木の筒に8つ穴が開いているだけ。
「練習している時に、突然自分の音が、オモチャの笛の音のように聴こえる事があるのよ。そうすると焦って良い音を模索して練習し続けるわ。反対に、このシンプルな木の固まりからヴァイオリンやクラリネット、オーボエの音色が聴こえてくることもあるの。それこそが正しい音よ」とおっしゃるペトリさん。
シンプルなだけに奥が深いということでしょう。
そんなこの楽器の可能性を拡げる為に、ペトリさんは様々なことに挑戦し続けてきました。
その一つが、他の楽器の為に書かれた作品を、リコーダー用に編曲して演奏すること。
リコーダーは、例えばオーケストラの中に参加していないことからもわかる通り、バロック時代が過ぎるとコンサートの主役ではなくなってしまいました。
よってそのレパートリーも限られたものになってしまいます。
そこでペトリさんは、例えばモーツァルトのフルート四重奏曲やグリーグの抒情小曲集をリコーダーで吹いてみたり、ジャズ・ピアノの巨匠キース・ジャレットと共演したりと、常にリコーダーの可能性を広げる活動をしてきたのです。
例えば同時代の作曲家との共同作業もその一つ。
現代音楽といえばどの楽器においても斬新な新しい奏法を加えることが特徴のひとつですが、ペトリさんもリコーダーでの重音(一度に、2つ以上の音を同時に鳴らすこと)の演奏をはじめ、息のスピードによって音の高さを変化させ、スピードを絶妙に変えることによってグリッサンド(一音一音を区切ることなく、隙間なくなめらかに滑らせるように音高を上げ下げする技法)なども可能にしてきました。
その他にアンコールでは、時々サプライズで2本のリコーダーを一緒に吹きながら、歌も同時に歌ったりすることもあるそうです!
「酸欠になるかと思うわ!(笑)」と笑いながらお話するペトリさん。
世界一有名なリコーダー奏者の挑戦の日々は続きます。
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