10/5 フォンス・ムジケ
ヨーロッパで活躍する日本を代表するリュート奏者、今村泰典氏が率いる古楽アンサンブル「フォンス・ムジケ」の演奏会が終演。
ドロテー・ルクレールさんのソプラノをテオルボ、バロック・ギター、バロック・チェロ、チェンバロという充実の通奏低音で支える編成。
普通は一人くらいヴァイオリンや笛系の楽器が入りそうなものですが、でも終わってみるとこの編成の響きの厚みに圧倒されて、そしてその響きの深みから客席に向かってまっすぐに飛んでくるドロテーさんの声。
今日のチェンバロを製作した安達正浩さんも一言「心に突き刺さりますね!」と。
圧巻のカンタータ「ルクレツィア」のあとのアンコールは、空気をガラッと変えて「私を泣かせてください」そしてなんとなんと「枯葉」!! あまりにも見事なアレンジに冒頭の部分はバロックオペラのレチタティーヴォかと空耳しました。