10/3 セドリック・ティベルギアン ピアノリサイタル
セドリック・ティベルギアンさんのリサイタルが終演。
リストのロ短調ソナタとムソルグスキーの「展覧会の絵」が並ぶ、なんともハードなプログラム。
そのうえリスト晩年のこれまた一癖二癖あるような小品を4曲。
ティベルギアンさんはこの大作を、力ずくでねじ伏せるというよりは、ピアノという楽器そのものの残響を巧みにコントロールしながら、硬軟自在に描いていきます。
とにかく音色の美しさが耳に残るピアニストさんでありました。
キエフの大門の重厚なエンディングの後に、
アンコールは「耳休め」のようなラヴェルの「悲しき鳥たち」(鏡 より)。
10月12日には電気文化会館さんで、長年デュオを組んでいるアリーナ・イブラギモヴァさんと出演されますので、そちらも是非。
オール・シューベルト・プログラムです。