6/4 大人の音楽学校18時間目 赤松林太郎 音楽が語るシューマンの愛
「闘うピアニスト」ことダンディな赤松林太郎さんによる『大人の音楽学校18時間目』。
テーマはシューマン。
お話と演奏を交えて、その音楽に込められた「愛とはなんぞや」をお伝えしようという試みでした。
大人の音楽学校シリーズは、これまではどの回も、
かなり綿密に事前の打ち合わせを重ねて本番を迎えてきました。
(実際に会ってお話できない場合でもメールや電話の往復は通常の演奏会よりもずっと多い。)
が、赤松さんはとにかく超多忙な方。
常に飛び回っていらっしゃるのでそういったことは諦めて、今回は全てオマカセに。
とはいえ、
お話しの引き出しが開けても開けてもまだあったかというほどの博覧強記でいらっしゃるので、
全く問題ないと踏んでそうしたのですが、
まさに立板に水の如しとはこのこと。
シューマンの音楽の特性、そして聴き手の私たちがそこから何を汲み取っていくのか・・・
といったことを、
簡にして要を得たお話で網羅。まことに濃厚な大人の学校になりました。
もちろん演奏も、淀みないお話しと同様、
明晰なタッチで楽譜を音にしていくからこそ、
シューマンの意図した「もつれ」「絡み」が
本日のお話しで言う所の「ポエジー」となってふわり浮きあがるものでした。
( 宗次ホール公式facebook より)