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Youtubeでチェック! アーティストの魅力と素顔(1) ソフィー・ダルティガロングさん


Youtubeでチェック! アーティストの魅力と素顔
6月に宗次ホールに出演するアーティストのインタビュー動画をピックアップ




どの演奏会に足を運ぼうかを決めるのに、
多くの方はチラシをチェックしていらっしゃると思いますが、
残念ながらチラシからは音も出ないし、
掲載されている情報にも限りがあります。
そこで、約2か月おきに開催中の「気になるコンサートを見つけよう」と題した《講座》では、
この先来演するアーティストの演奏風景や人となりが分かるインタビューの動画を
Youtubeや本人のウェブサイトから拾い集めて紹介しています。
とはいえ、日本語以外の動画やサイトを見るのは億劫と言う方も多いのではないでしょうか。
(私もその一人……。)
そこで、この読み物では来月宗次ホールにやってくる3人の演奏家のインタビュー動画から、
どんなことをお話ししているか、日本語に直してみました。
演奏風景もインタビューの合間に入っていますので楽しめますよ!
(宗次ホール企画担当:西野裕之)







※お断り:日本語訳は完全ではありません。
およその意味を把握する程度、とお考えください。






① 6月7日(水) ソフィー・ダルティガロング
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席ファゴット奏者
ミュンヘン音楽コンクール第2位受賞後のインタビュー






⇒リンク先:https://youtu.be/Lxpfvg398wY
「sophie dartigalongue」と検索しても見つかります。




♪~ギターでバッハを弾いている、つっかえて・・・笑、「うーん。もう一回挑戦!」
:ええと、私は母にギターの手ほどきを受けて音楽を始めました。これはとてもいいことだったと思っています。なぜなら実に素晴らしい音楽の基礎となるバロック音楽のようなレパートリーに接することができたから。でもそのうち、常に一人で弾くより、誰かと一緒にオーケストラで演奏したいなって思うようになって。そこでファゴットの音色がとても気に入ったので、この楽器を始めました。


♪~ファゴットでバッハを演奏中

:私がコンクールのための準備を始めたのは比較的遅かったと思います。7月の初めになって、幸運にも沢山の曲を練習する時間ができました。(※注:コンクールは9月の上旬。)しかしそれでも間に合うかはギリギリ。夏の間、私は毎日練習漬け。もう少し楽かなと思ってたけど、実際はとてもとても大変でした。



♪~コンクールでの協奏曲の演奏風景

:ファゴット奏者というのはオーケストラのなかにあってちょっとピエロのようなところがあって・・・。というのも、ファゴットという楽器は全く持って不安定ですし、曲の中で吹かなきゃいけないところが多くて、低い音、そして外しやすく危なっかしい音もたくさん受け持っています。ピタッとうまくいくということはなかなか容易ではありません。


♪~リードの調子を確かめているところ

:私の仕事はリードを作るところから始まります。それぞれの演奏の都度、自分でやります。リードの素材もばらつきがあって同じということはありませんし、天候や時間帯によって、リードを使い分けますので、自分でやらねばならないのです。それはとても複雑なことで、たくさんの工程を真面目にコツコツ完全な手作業で進めなくてはなりません。そしてそれだけやっても「これはいいリードができた」という満足が得られることは絶対にないのです。しかし私個人としては、それが面倒だからといってプラスティック製のものに変えてしまおうと思ったことは一度もありません。


♪~外へ出て、カフェにて

:聴衆の心を動かす・・・つまり、音楽を作って人々とともに感じることこそ、単に技術的な事柄よりも、この結びつきこそが大切なのだと思います。あるいは、もし人々がコンサートの後に私のところに来て「ほとんど涙が出そうだった」と言ってくれること、そのようなことが私にとって一番重要なことなのです。(了)



ダルティガロング

ダルティガロング(裏)


お席、まだございます♪
ぜひ、みなさま、ファゴットの新しい魅力をみつけに、
おこしくださいませ♬


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